メンバー紹介
- 堀 康人取締役副社長
小売流通のオペレーションを体感する
入社3年目に小売業様へのリテールサポートをビジネスとした事業会社に出向し、スーパーマーケットのグロッサリー全体の売場づくりから受発注、陳列までのオペレーション全般の業務を受託し、お店側に代わって最適な売場運営を担う仕事を経験しました。
当時はまだ知識もスキルもなく、毎日お店に来店するお客様だけを見つめ、どうしたら
楽しく買い物をして頂けるか、どうしたら業績を伸ばせるかを考え、無我夢中で店内を駆けずり回り、お客様対応や行動観察を行っていました。
ここでの経験が出向先から戻ってからの自分自身の強みとなり、お客様志向のマーケティングスキルが身に付くきっかけになったと思います。
ショッパーマーケティングを実践する
生鮮食品を主体とするスーパーマーケットでは日用品の多くはついで買い商材です。
来店するお客様は日々の献立を考え、野菜から鮮魚、精肉、日配など食生活に必要なお買物を済ませレジに向かいます。取り扱う商材の売場をお客様の買物行動に合わせ、売場からの提案を行うことは小売ビジネスにとっては基本的なことです。
メーカーに居ると、どうしても自社の商品、ブランドに目が行きがちになってしまいます。
自分自身も小売業側のビジネスに携わらなければ気がつかなかったことや、知り得なかったことが多かったと思います。
小売業様とメーカーをつなぐ一番のポイントは、どちらも生活者、お客様を中心に考えることが出来るかどうかではないでしょうか。
一人ひとりのお客様に向き合い、生活者の豊かな食生活や暮らしをどう支えるかを考える、これがショッパーマーケティングの本質だと思います。
トレードマーケティングを考える
トレードマーケティングはお客様を中心とした協働、協創業務だと考えます。
変化の激しいデジタル社会や多様化する生活者への対応は益々難しくなっています。
自社だけで何かを実現するにはコストも時間も掛かってしまいます。
変化の激しい時代だからこそ、企業の枠を超えた協調や協働が重要だと思います。
お客様へ自社商品だけの提案やキャンペーン訴求よりも、その人が望む新しい献立提案や快適な暮らし応援といった総合的な提案の方が、私たちの事をしっかりと考えてくれていると感じて頂ける生活者の方々が多いと思います。
商品を持っている複数のメーカーやサプライヤーと商品部、店舗運営部、マーケティング部の関係者が同じ方向を向き課題を共有し、対等な立場で生活者に向き合い、耳を傾け協業することが重要だと思います。
新たな出会いと再出発
38年間の日用品消費財メーカーでの経験を活かし、流通業界への貢献を考えるとまだまだ出来ることがあるかも知れないと感じていました。
当社代表の米田とは10年来お付き合いしてきた信頼出来る仲間のひとりでした。
生活者を起点としたマーケティングの必要性や小売業でのデータマネジメントの導入など自分と同じような考え方を持っていることからいつも刺激を受けていました。
自身が定年を迎えるにあたって「一緒に業界発展をしましょう」と猛烈なアプローチもあり共に進めることを決断しました。
共創マーケティングは少数だからこそ、真に生活者に向き合える会社だと思います。
お客様を中心とした仕事の仕方を一緒に考え、お客様の望む形を実現し、その成果を共に喜び合うことが出来る会社だと思います。
これからの私たちの活動にご期待ください。